楽天カードの審査が甘い理由 【 WEB金融新聞 】

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楽天カードの審査が甘い理由

クレジットカードの審査に落ちて困っている人にとって、最後の砦とでもいうべき存在が、楽天カードです。テレビでも散々、カビラのCMが流れまくっているので、知名度は非常に高いですが、本当に簡単に審査が通るのでしょうか?

ネットでは「日本で最も審査が甘いクレジットカード」と言う声も多く、フリーターでも作れたとか、ブラックなのに審査に通ったとか、信じられないような逸話も聞かれますね。私はブラックリストに載ったことが無いので、真偽の確かめようがありませんが、楽天カードの審査が甘い理由は明確なので、あり得ない話ではないと思います。

企業としての楽天は、本業はご存知のようにネット通販ですが、他の分野にも手を広げ始めており、特に金融業への進出は相当躍起になっています。社長の三木谷氏は、彼を知る人物からは「ホリエモン以上の野心家だ」とも言われており、楽天を単なるネット通販企業ではなく、世界レベルの巨大コングロマリット企業にすることを本気で考えています。社内の公用語を英語にしたことなども、三木谷氏が本気でグローバル化を目指している理由の一つです。

その際、最も肝になるのが、利益率が高く、他の事業との相乗効果も大きい金融業です。特に楽天は本業がネット通販である以上、決済業務が不可欠です。クレジットカード事業を拡大し、楽天カードの利用者が増えれば、物販だけでなく、支払い時の手数料まで自社の収益として取り込めるので、利益率が大幅に高まります。

ビジネスでは「川上から川下まで全てを支配する」体勢を作り、自社でサービスを独占してしまうことが、最も強力な戦略です。ましてや楽天は、クレジットカード事業者としては後発で、元々不利な立場にあります。このような理由から、楽天では甘い審査基準を取ってでも、とにかく楽天カードの利用者拡大を進めたいという思惑があるのです。

 

三木谷氏は金融業の強化で天下を取るつもり?

楽天の将来の占う上で、一つのモデルケースがソニーです。ソニーは家電事業は失敗続きで消滅寸前ですが、ソニー損保やソニー銀行などの金融業が極めて好調です。

金融業は、設備投資のコストが余り掛からない(労働集約型産業)うえに、事業ノウハウを他社から盗むことも容易(※1)なので、多業種からの参入が極めて簡単です。但し、知名度が無ければ新規顧客獲得が厳しいので、新参企業がいきなり参入するのは難しいのです。ソニーが金融業が成功できた理由は、家電で誰もが知るほどの知名度・信頼を得ていたからです。楽天も日本ではかなりの知名度を得ているので、金融業で成功できるチャンスはある、と三木谷氏は考えているのでしょう。

楽天銀行はイーバンク銀行を買収したことで最大級のネット銀行になり、楽天証券も日本で最大級のネット証券として成功しています。ですからクレジットカード及びカードローン業務を拡大すれば、日本最大のネット金融グループとしての地位が確立できます。

三木谷氏の天下取りの野望のもと、楽天カードは「誰でも通る」と揶揄される激甘審査で、とにかく利用者を増やすことに躍起になっているのです。甘い審査で延滞が増えようとも、分母を増やしていけば利益はついてくる、という目論見でしょう。クレジットカードを作りたい人にとっては、このチャンスを生かさない手はありませんね。

 

※1;銀行員は支店長に登り詰める人以外は、必ず途中でクビになるので、経験者を中途採用しやすい。だから金融業のノウハウは他業界にもダダ漏れになる。


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