繰り上げ返済の有効性 【 WEB金融新聞 】

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繰り上げ返済より有効な資産運用は無い!

住宅ローンや自動車ローンを組んでいるのに、一方で株式などで資産運用もしている人がたまにいます。

住宅ローン金利は3〜5%程度だから、繰上返済するより株式で運用した方が高い利回りが期待できるので、余剰資金は株で運用した方が得だというのです。確かに過去、世界の株式市場は年平均10%ほどのペースで上昇してきたので、3〜5%のローンを繰り上げ返済するよりも、数字上は有利に見えます。

しかしこの理論には、重大な欠陥が含まれています。それは、繰り上げ返済はノーリスクだが、株式投資には値下がりリスクが存在することです。リスクを条件に加えた、本当の運用の有効性で見ると、ローンの繰り上げ返済に勝る物はありません。

確かに株式投資は、過去の統計上、今後も平均で年率10%ほど上昇する可能性が高いですが、短期的には大きく値下がりする危険性があります。2008年のリーマンショック以降、日経平均やニューヨークダウの株価は、約半分にまで落ち込みました。これだけ値下がりしてしまうと、平均利回り10%はいうまでもなく、株価が元の水準に戻ることすら、数年〜数十年の年月がかかる危険性もあります。

一方で繰り上げ返済は、返済した分は必ず負債が減ります。金利が年率4%のローンを返済すれば、ノーリスクで4%の運用ができたことに等しいのです。つまり、ボーナスなどで家計に余剰資金がある場合、期待利回りは10%だが最悪半分に目減りする恐れのある株式投資よりも、安全・確実に3〜5%の利回りが得られるローンの繰り上げ返済に回した方が有効ではありませんか?

このように、資産運用を考える場合は、単に金利や期待利回りの大小だけでなく、その運用がどれだけリスクを抱えているかも加味して、有効性を検討すべきなのです。

預貯金や国債よりも繰り上げ返済!

ここまで読んで気づかれた方もいるでしょうが、繰り上げ返済は何も「対株式投資」で有利なだけでなく、預貯金や国債への投資よりも有効です。何せ国債の利回りは1%程度、定期預金に至っては1%以下の金利しかないわけですから、3%の住宅ローンを繰り上げ返済する方が、圧倒的に有利なのは明らかですね。

逆説的にいえば、ローン(特に住宅ローン)を組んでいる人は、繰り上げ返済以外に資産運用の選択肢は無いといえます。住宅ローンを組んでマイホームを買うことを薦めない経済学者は多いですが、これは生涯の支払い総額が多いというだけでなく、資産運用の選択肢が一切無くなってしまうことも大きな理由です。

再度結論を申しますが「ローンの繰り上げ返済より有効な運用は無い」のです。家計に余裕がある場合は、目先の金利にまどわされて株式投資や国債購入に回したりなどせず、素直にローンの繰り上げ返済に回しましょう。

 

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