連帯保証人は「保証人」よりはるかに危険 【 WEB金融新聞 】

WEB金融新聞〜HOME > お金を借りる > 連帯保証人は危険!

連帯保証人は普通の「保証人」よりはるかに危険!

保証人とは、ある人の身元や債務などを保証する人の事です。例えば、婚姻届けを提出する際は、偽装結婚を防止するために、2人の保証人の書名が必要とされています。また、高校や大学への進学には、身元保証人が必要になる場合も多いです。このように、何か大きな契約を結ぶ際に必要となるのが「保証人」という制度です。

この保証人の種類の一つに、連帯保証人があります。連帯保証人は、賃貸住宅を借りる場合や、一部の金融機関などでローンを組む際に必要です。連帯保証人も、身元や債務を保証するという点では同じですが、法律的にその責任は普通の保証人よりもはるかに重いものとなっており、危険度が桁違いなので注意が必要です。 普通の保証人の場合は・・・

・債権者が保証人に借金の返済請求をしてきても、先に本人から取り立ててくれと拒否する事ができる。この制度を「催告の抗弁権」と言います。

・借主本人が支払いを拒んでいた場合でも、保証人は借主の財産差押えを強制執行するように主張できる。これを「検索の抗弁権」と言います。

・保証人が複数いる場合は、借金の額を頭割りした額だけ支払えば良い事になっている(借金が100万円で保証人が二人いた場合は、一人50万円支払えばOK)。これを「分別の利益」と言います。

上記のように普通の保証人は、債務者本人がどうしても支払い能力が無いという場合に限って返済義務が生じる、と法律で定められています。

一方で連帯保証人には、催告の抗弁権も検索の抗弁権も分別の利益も法律で認められていません。ですから、債務者がいきなり保証人に対して返済請求してきた場合にも拒否する事は出来ないですし、連帯保証人が複数人いた場合でも、一人で全ての借金を背負わされてしまう危険性もあるのです。

つまり連帯保証人は、法的に債務者本人と完全に同等の支払い義務を負っているのです。法律で決められている事なので、仮に弁護士を立てて裁判で争ったとしてもまず覆らないでしょう。

 

自己破産の4分の1が連帯保証人!

ちなみに、漫画家=福本伸行氏の代表作「賭博黙示録カイジ」は、主人公の伊藤開司が友人の連帯保証人になった事で多額の借金を背負い、命がけのギャンブルの世界へ飛び込んでいくというストーリーです。カイジには確かに漫画ゆえの誇張表現はあるものの、連帯保証人の危険性についてはリアルに忠実な表現だといえます。安易に連帯保証人になってしまうと、取り返しの付かない事態に陥ってしまう危険があるという戒めです。

なお、日弁連(日本弁護士連合会)の調査によると、2011年度の連帯保証人を原因とした自己破産者数は、およそ2万5000人との事です。同年度の自己破産者全体が約10万人ですから、実に4人に1人が連帯保証人になったことが原因で自己破産に陥った事になります。自身の借金が原因ならばともかく、他人の借金で自分が追い詰められてしまうという事実は、あまりに恐ろしいですね。

まとめると、友人や知人の連帯保証人になるのは極めて危険なので、絶対に止めておくべきです。たとえ親子であっても、安易に連帯保証人になるのは危険であり、事前に充分話し合って決める事が重要です。

 

    サイトメニュー
お金を稼ぐ
お金を貯める・増やす
お金を節約する
お金を借りる
 
保険の基礎知識
自動車とお金
お金の雑学(トリビア)
お金のコラム&用語集
趣旨&免責事項
   
HOMEへ戻る
WEB金融新聞 (C) 2013.BOM. All rights reserved.