FXの為替リスクについて 【 WEB金融新聞 】

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FX預金の注意点〜為替リスク

前項ではFX(外国為替証拠金取引)の口座を使った外貨預金に「レバレッジ」を掛ける事で、さらに大きな金利収入を得る方法を紹介しました。金利(スワップポイント)にもレバレッジが掛かる事で、利息が大きくなるのですが、ここで一つ問題も生じます。それが「為替変動によるリスク」です。

ここまで触れていませんでしたが、FXの本来の使い方は、ドル等の外貨を安く買って、それが高くなった時(=円安)に売ることで、為替差益を得るというものです。しかし逆に円高が進行すれば、損失が生じてしまいます。

1ドル=100円の時
1万$(100万円)購入

当然ですが、FXを外貨預金として使う場合にも、為替リスクがつきまといます。例えスワップポイントで年間5万円の利息を受け取っても、5円以上円高が進行していれば、トータル収支は元本割れ(赤字)になってしまいます。

そして、レバレッジを大きく掛ければ掛けるほど、為替リスクも増大します。レバレッジ無しで5万円の為替差損が生じるなら、レバレッジ3倍で運用していれば15万円、10倍のレバレッジなら100万円の損失となります。

無論円安になれば、逆に為替差益が発生し、高レバレッジなほど利益も大きくなります。つまり、レバレッジが大きくなるほど、為替レートの変動による影響が大きくなり、よりハイリスク・ハイリターンになるのです。

マージンコールを受けぬよう、ストップロス注文を

そしてFXが厄介なのは、為替が円高に振れた場合、「一時的なものだからいずれ円安になる。だからしばらく決済せず時期を待とう」と本人が思っても、それが許されない場合があるのです。

FXには「マージンコール(追い証)」という制度があり、証拠金の50%以上に相当する為替差損が発生した場合、追加で保証金を入金する必要が生じるのです。さらに損失が70%以上に達すれば「ロスカット」といって、強制的に決済が行われるのです。

具体例として、1ドル=100円の時に、1万ドルを10万円の証拠金で買い付けたとします(レバレッジ10倍)。その後円高が進行して、1ドル=95円になると、5万円の含み損が発生したことになります。すると、証拠金10万円の50%に相当するということで、証券会社からマージンコールの連絡メールが来ます。この時点で、含み損分だけ追加の証拠金を入金するか、決済してしまうかを選択する事になります。

もし証拠金の追加が滞ったり遅れたりした場合、1ドル=93円にまで進行すれば、含み損が70%以上ということで、強制的にロスカット(決済)が行われます。つまり、1ドル=100円で1万ドル買ったのを1ドル=93円で1万ドル売ることになり、トータルで7万円の損失となり、10万円入れていた証拠金は3万円しか戻ってきません。

こうしてみると「マージンコール」や「ロスカット」はとても恐ろしいものに見えますが、レバレッジが低ければ、これらの危険性は非常に低くなります。例えばレバレッジ約3倍(33万円)で1万ドルを購入した場合、マージンコールになるのは、1ドル=100円から1ドル=83.5円にまで円高が進行した時です。ここまで一方的な円高が進行する可能性はほとんどありませんから、恐れるに足りません。少々円高が進行しても、再び円安に戻るまでじっくり寝かせておく事も可能になります。

また、レバレッジを高くして取引する場合は「ストップロス注文」を出しておけば、大きな損失をこうむることはありません。ストップロス注文とは、例えば「1ドル=97円にまで円高になれば決済する」といった風に、自分で損切りラインを設定しておく注文方法です。こうすれば、[マージンコールで追加金⇒さらなる円高が来てまたマージンコール⇒どんどん深みにはまっていく・・・]といった最悪の事態は無くなります。

 

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