| 外貨預金は儲からない | 【 WEB金融新聞 】 | 平成18年 8月 発行 |
外貨預金は儲からない!ゼロ金利が解除されたとはいえ、まだまだ日本の銀行の金利は0.1パーセントとか限りなくゼロに近いままです。株はリスクがあって怖いし・・・ということで、銀行の薦める外貨預金に預ける人が増えているそうです。しかしはっきり言っておきますが、外貨預金は全く儲かりません!むしろ日本の銀行に普通預金で預けておく方がマシな位です。 理由は何と言っても、手数料が馬鹿みたいに高い事です。例えば高利息で有名なニュージーランド・ドルの1年定期預金は、大手都市銀行(UFJ・三井住友・みずほ)で約5.5パーセントという、非常に高い利子がつきます。一見お得そうに見えますが、実はここから「為替手数料」が引かれるのです。 高すぎる為替手数料で高利息が相殺される・・・為替手数料は、預け入れ時の両替(日本円⇒ニュージーランドドル)と、引き出し時の両替(ニュージーランドドル⇒日本円)と、都合二回引かれて、一回につき一通貨当たり2〜2.5円の手数料を取られます。 具体的に言うと、現在のニュージーランドドルは「1ドル=約75円」です。例えば1万ドル(75万円)の定期預金に入ると、一年後には利息が5.5%=¥41250加算されます。しかし、上記の説明のように両替手数料が、片道につき2〜2.5円掛かりますので、¥2×1万ドル=¥20000、往復で¥40000の手数料を取られます。 利息が¥41250で手数料が¥40000では、実質の利息は¥1250、つまり利息は5.5パーセントではなく、実質利率はたったの0.16パーセントに過ぎないのです!為替手数料が2.55円かかるみずほ銀行などでは、往復で¥51000の手数料となりますので、何と約1万円の赤字になるのです!! この傾向は、何もニュージーランドドルだけに限らず、イギリス=ポンドやオーストラリア=ドル、ユーロなど、利息の高い通貨は皆同様に為替手数料も高く設定されており、結局は儲からない仕組みになっています。 都市銀行の販売している外貨預金というのは、利息だけではほとんど儲からず、円安による為替差益が出ないとお金は増えないのです。これでは、為替レートが円安になる事だけを期待する、半長博打のような金融商品だと言っても過言ではありません。 資金の流動性がほとんどないのも欠点さらにもうひとつの欠点が、資金の流動性が限りなくゼロであるということです。上記の「外貨定期預金」では、中途解約ができなかったり、途中解約時に膨大な手数料を引かれたりします。一旦預け入れてしまえば、そのお金は本人の自由にならないのです。 例えば上記のように1万NZドル預けている時に、円高が進んで1NZドル=¥70になれば、預け入れ資産は70万円に目減りしている事になります。今後も円高が進みそうだと感じれば、一度日本円に戻しておきたい所ですが、定期預金なのでそれが不可能だったり、莫大な手数料が掛かって結局は損したりするのです。 定期預金ではなく普通預金だと、いつでも解約できたりなど資金の流動性は高まりますが、利息は無くなります。ニュージーランドドルの普通預金利息は、みずほや三井住友ではわずか0.5パーセントに過ぎません。 新生銀行やソニー銀行など、新参系のネットバンクでは、為替手数料が安く抑えられていて、都市銀行のように赤字になったりはしないようです。しかしそれでも片道0.5〜1円程度の手数料が掛かり、資金の流動性は都市銀行同様、極めて低いです。これだけ不利な条件が揃っている外貨預金は、完全にあきらめた方が良いのでしょうか? 実は銀行の外貨預金の欠点を補う、すばらしい外貨預金の方法があるのです。それが事項で紹介する「FXを外貨預金口座として使う」という裏技です。 |
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