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香港ドルのFXは不利?

香港ドルは、中国の行政特区である香港でのみ流通する通貨です。日本で中国株投資する場合、本土(上海市場)への投資は制限されており、基本的に香港市場の株を売買することになります。そして外為投資の場合でも、人民元のFXを扱う会社は一切ありませんが、香港ドルのFXなら国内でも数社取り扱いがあります。そのため、日本の投資家にとっては、中国の通貨=人民元よりも、香港ドルの値動きの方がより注視すべきになります。

では香港ドルの値動きの特徴はどうなっているのでしょうか?実は香港ドルは米ドルとペッグ制(固定相場制)を取られています。厳密に言うと2005年より、1米ドル7.75〜7.85香港ドルの変動幅を認めていますが、変動幅が極めて小さい上に、実際のレートもずっと範囲内で収まっていますから、事実上の固定相場制といえます。

つまり香港ドル=円の為替レートの変動率は、米ドル=円レートの変動率と同じになります。要するに香港ドルの値動きを読むのは、米ドルの値動きを理解すればOKなので、非常に分かりやすい通貨です。米ドルの為替レートに大きな影響を与える統計発表である、アメリカのGDP・雇用統計・住宅着工軒数などや、FOMCでの議長発言や政策金利の動向に注意していれば良いという訳です。

より低コストな米ドルで代用する方が有利

しかし、値動き自体は米ドルと同じなので読みやすいのですが、FXでの投資対象としては旨みはほとんど無いのが実情です。全ての会社で、香港ドルは米ドルよりもスプレッドが大きい(売りと買いの値段の差が大きい)設定で、つまり投資家にとってコストの高いことになり、利益をあげにくい通貨となっています。

またスワップ金利は米ドルより高いですが、スワップ狙いの長期投資をするには余りに低い水準です。例えば2010年夏現在、100万円分をレバレッジ1倍で投資(円売り)したと仮定すると、米ドルは一日あたり3〜4円、香港ドルは10円弱のスワップ金利が付きますが、オーストラリアドルなら100円を超えます。豪ドルなら年間で約4%の金利水準ですが、香港ドルの水準は年0.4%足らずですから、スワップ狙いの戦略には全く適しません。

2010年現在の結論としては、香港ドルでFX(短〜中期の売買)をしたいと考えている人は、値動きが同じでよりスプレッドが小さく(=低コスト)有利な「米ドル」で代用するのがベストな選択です。またスワップ狙いは、金利が低すぎて全く割に合わないので、素直に高金利な豪ドルや南アフリカランドに投資すべきでしょう。

 

※あくまで筆者の見解ですので、通貨の売買は自己責任でお願いします。

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