外国人の売買動向と株価の相関 【 WEB金融新聞 】

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外国人投資家の売買と株価の相関性

株式番組や雑誌などで「外国人投資家が大幅に売り越したので日経平均が暴落」などと、外国人投資家と株価の相関が語られる事が少なくありません。

日本の株式市場では、売買代金の6〜7割が外国人投資家だと言われています。実際には、日本の富裕層マネーがタックスヘイブン籍のヘッジファンド等を通じて、日本市場で売買されている分も少なくないと推計されています(「黒目の外国人投資家」と総称されます)。しかし、どの程度が黒目の外国人投資家なのかは判別不可能ですし、黒目だろうと青目だろうと日本市場に与える影響が大きい点は同じなので、あえて判別する必要もないでしょう。

では実際に、外国人投資家の売買動向が株価に与える影響を、データから分析してみます。(データ元;日経マネー09年1月号付録「勝ち株カレンダー」)

まず月次ベースで外国人が1兆円以上買い越したケースが過去10年間で20回ありましたが、その月の日経平均は全てプラスでした。勝率100%です!月間買い越し額が5千億円〜1兆円の場合、日経平均は71%の確率で上昇でした。

逆に月間5千億円以上の売り越しだった11回の月では、日経平均は全てマイナスで終わっています。やはり外国人投資家の売買と日経平均には強い相関があり、株価にとても大きな影響を与えている事は間違いなさそうです。

外国人投資家の売買データを調べる方法

外国人投資家の買い越し・売り越しのデータは、東証のウェブサイトで「投資部門別売買状況」というファイルで確認できます。このデータは、毎週木曜日に前週の分が発表されるので、タイムラグが非常に大きいです。しかし外国人投資家の動向はそう頻繁に変わらず、一旦強気に出ればその後しばらく買い越しが続く(その逆もしかり)傾向が強いので、大いに参考にはなるはずです。

また一日単位の動向については、ロイター社が「外資系証券会社経由の注文状況」というデータを毎日前場が始まる直前に発表しており、このデータを見ればその日の買い越し・売り越し注文の状況が分かります。幾つかのネット証券では、この速報データを朝8時台に配信しているようです。また前場が終わったお昼休みには、ヤフーファイナンスの株式ニュース等で、その日の外国人投資家の動向が発表されることが多いので、それを見るのもよいでしょう。

ちなみに「投資部門別売買状況」では、個人投資家の売買動向も分かります。意外にも個人は、外国人とは全く逆の動きをするケースが多く、傾向で言うと「逆張り派」です。例えば2008年10月、日経平均が24.6%もの大暴落となった月では、外国人投資家は1兆円超(先物を含めると2兆円超!)という莫大な売りを浴びせたのに対し、個人投資家は大幅に買い越しています。

もし外国人も個人も同様に大きく買い越すような状況になれば、いわゆる「踏み上げ状態」で、一本調子の上昇相場が形成されます。むしろそこまで行くとバブルであり、その後の暴落が心配になりますが・・・。

 

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