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ゲーム業界の上場企業一覧(スマホ・家庭用・周辺産業等)

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近年のゲーム業界はスマホゲーム全盛の時代で、ガンホーのパズドラやミクシィのモンストなど、ダウンロード数が数千万に上るタイトルも珍しくありません。一方、スマホゲームの台頭によって、家庭用ゲーム市場は長期的な縮小が続いていましが、2017年発売の任天堂Switchが好調な売れ行きとなり、家庭用ゲーム市場も状況は改善しつつあります。

そんな家庭用&スマホゲーム業界の関連企業で、株式上場している会社を一覧表にしました(ゲーム事業の売上比率はヤフーファイナンス記載の数値)。

ゲーム業界の株式上場企業一覧表
企業名 証券
コード
市場 主要市場 代表作・主要業務 ゲーム事業
の売上比率
ミクシィ 2121  マザーズ スマホ モンスターストライク 93(%)
コーエーテクモ 3635 東1 家庭用 戦国無双・信長の野望 91
Klab 3656 東1 スマホ ラブライブ! 99
エイチーム 3662 東1 スマホ ヴァルキリーコネクト 43
コロプラ 3668 東1 スマホ 魔法使いと黒猫のウィズ・白猫プロジェクト 100
デジハHD 3676 東1 その他 ゲームサイト4gamer運営 24
ファルコム 3723 マザーズ 家庭用 イース・英雄伝説 48
アエリア 3758 JQ スマホ   45
ガンホー 3765 東1 スマホ パズル&ドラゴンズ 100
ドリコム 3793 マザーズ スマホ フルボッコヒーローズ・みんゴル・ダビスタ 93
日本一ソフト 3851 JQ 家庭用 魔界戦記ディスガイア 100
イマジニア 4644 JQ スマホ すみっコぐらし・あつめて!リラックマ 100
トーセ 4728 東1 家庭用・スマホ 大手ゲームデベロッパー 94
サイバーエージェント 4751 東1 スマホ グランブルーファンタジー・プリンセスコネクト 35
エクストリーム 6033 マザーズ その他 ゲーム開発人材派遣 2
セガサミー 6460 東1 家庭用・スマホ ソニック・ぷよぷよ・龍が如く 64
ゲームウィズ 6552 マザーズ その他 ゲーム攻略サイト運営 100
共和コーポ 6570 東2 その他 ゲームセンター運営 99
エヌリンクス 6578 JQ その他 ゲーム攻略サイト「アルテマ」運営 不明
ソニー 6758 東1 家庭用 グランツーリスモ・みんゴル 22
アイオデータ 6916 東1 その他 ゲーム周辺機器販売 14
and factory 7035 マザーズ その他 ゲーム攻略サイト運営 57
ハピネット 7552 東1 その他 ゲーム流通卸最大手 32
バンナムHD 7832 東1 家庭用・スマホ ガンダム・ドラゴンボール 59
マーベラス 7844 東1 家庭用・スマホ 牧場物語・剣と魔法のログレス 75
任天堂 7974 東1 家庭用 スーパーマリオ・ゼルダの伝説 100
カドカワ 9468 東1 スマホ 艦隊これくしょん/ファミ通発行 23
スクエニHD 9684 東1 家庭用・スマホ ドラクエ・ファイナルファンタジー 73
カプコン 9697 東1 家庭用 モンハン・ストリートファイター 78
コナミHD 9766 東1 家庭用・スマホ メタルギア・パワプロ・桃鉄 50

日本のスマホゲーム市場を発展させたのは、間違いなくガンホー【3765】の「パズドラ」ことパズル&ドラゴンズです。2000年代のガンホーは、韓国のオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」の運営が主な業務でした。しかし、運営があまりにもずさんで、ユーザーから不満やクレームが頻出、業績の低迷が続いていました。

しかし2012年にリリースしたスマホゲーム「パズドラ」が大ヒットを記録、ガンホーの業績は急拡大しました。2012年から2013年に掛けて、ガンホーの株価が約100倍になる強烈なバブルが起きて『億り人(資産が1億円超)』となった個人投資家を多数生み出しました。

一般的なスマホゲームは、如何にユーザーからお金を巻き上げるかという点が重視されるため、基本無料とうたっていても、課金しないとまともに遊べない事が多いです。そういったゲームはクオリティが低く、ユーザーはすぐに飽きられます。しかしパズドラは、RPGとパズルゲームを組み合わせたゲーム性の高い作品であり、また課金しなくても十分楽しめる内容でした。このように誰でも気軽に遊べる仕組みにした事が、パズドラが大ヒットした理由です。

2019年現在、パズドラのダウンロード数は国内だけでも5000万を超えており、純粋なユーザー数では最も多いゲームと考えられます。パズドラの成功によって、スマホゲームに進出する企業は大幅に増えました。

ガンホーやミクシィの株価高騰で、多くの億万長者を生んだ

パズドラに匹敵する大ヒットを記録したのが、ミクシィ【2121】の「モンスト」ことモンスターストライクです。元々ミクシィは、SNSサービス・mixiを運営する会社でした。しかしTwitterやFacebookなど他のSNSが人気となりmixiユーザーは激減し、会社は危機的状況に陥りました。そんな中、2013年に配信開始したスマホゲーム=モンストが大人気となり、ミクシィの業績は急回復しました。

モンストの大きな特徴は、複数人でのマルチプレイができる点です。パズドラは基本的に一人でプレイするゲームですが、モンストは最大4人で同時に遊べるため、友達同士のコミュニケーションツールとして広まり、ユーザー層を拡大したのです。

家庭用ゲーム市場でも、ポケモンやモンハンは友達と一緒に遊べるゲームとして人気となりましたが、モンストもこれらのゲームと同様の理由でヒットに繋がったのです。モンストのヒットによって、2013〜2014年のミクシィの株価は20倍以上に急上昇しました。モンストの2019年時点の世界累計ダウンロード数は4500万で、パズドラと共にスマホ市場を牽引しています。

パズドラやモンストなど大ヒットスマホゲームに共通しているのが、様々な作品と度々コラボしている事です。ドラゴンボール・エヴァンゲリオン・進撃の巨人など、漫画やアニメの人気キャラクターをゲームに登場させる事で、その作品のファンも取り込んでユーザー数が更に増えるのです。

スマホゲーム市場では、パズドラやモンストのように大ヒット作を出したメーカーはいくつかありますが、大抵は人気作が一つだけで、複数のヒットタイトルを持つ会社は少ないです。

そんな中で、コロプラ【3668】は「魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」という二つの大ヒット作を生み出しています。特に白猫プロジェクトは、ダウンロード数1億以上という桁違いの数字を記録しています。とはいえ、これはリセマラ(※注)を含んだ数字であり、実際のユーザー数はこれよりも遥かに少ないと推測されます。

※注;リセマラとは「リセットマラソン」の略で、最初に無料で引ける10連ガチャなどで、良い結果が出るまでアプリのアンインストール・ダウンロードを繰り返す行為。メーカーの発表によると、パズドラやモンストのダウンロード数はリセマラを含んでいないとの事です。

他にKlab【3656】も話題となったスマホゲームメーカーです。Klabの代表作「ラブライブ!」は、多数の美少女アイドルが登場し、主にアキバ系オタク層から絶大な人気があります。

ラブライブの特異な事例が、キャラクターの誕生日に株価が急上昇していた現象です。これはラブライブユーザーが、自身の推しメンの誕生日にご祝儀でKLabの株を購入し、株価の上昇具合でどのキャラクターが人気かを競い合っていたとの口コミが有力です。AKBの総選挙と同じ事を、株式市場でこっそり行っていた訳です。こうした熱狂的なユーザーの応援もあって、キャラクターの声優で構成されたユニット「Aqours」が、2018年の紅白歌合戦に出場を果たしました。

家庭用ゲームメーカーもスマホに進出せざるを得なくなった

このようにスマホゲームは大ヒットを狙える市場のため、古くから家庭用ゲーム市場で活躍してきたメーカーも、スマホ市場へ進出しています。スクウェア・エニックス【9684】やバンダイナムコ【7832】など家庭用とスマホ両方の市場で勝負しているメーカーもあれば、コナミ【9766】のようにゲーム事業をほぼスマホ一本に絞った会社もあります。

そして任天堂【7974】も、長らくスマホ進出していませんでしたが、2016年配信の「Miitomo」を皮切りにスマホ展開を開始しました。任天堂はハードウェアを売るため、スマホゲームを避けて家庭用だけを手掛けてきましたが、そのやり方では限界が来たのでしょう。

一方でカプコンのように、スマホ進出に失敗しているメーカーもあります。「モンスターハンター」や「ストリートファイター」など、カプコンの主力タイトルは操作性が複雑のため、スマホとの相性が良くない事が、上手くいかない理由だと考えられます。

余談ですが、日本ファルコム【3723】という、スマホに全く手を出さず家庭用ゲームソフトだけを販売する上場企業もあります(他社へのライセンス提供するスマホゲームはあるが自社展開は無し)。ファルコムは年間2〜3作程度しかソフトを販売しない小規模メーカーですが、有利子負債ゼロ、地味に黒字経営を続けている隠れた優良企業です。代表作である「イース」や「英雄伝説」は根強いファンも多く、毎回一定の売上が見込めるという強みを生かしているのです。

ゲーム業界の上場企業一覧まとめ
・パズドラはゲーム性の高さや課金を重視しない内容で大ヒットした
・モンストは友達と一緒に楽しめる事で人気となった
・任天堂やスクエニなど、家庭用ゲーム会社もスマホ進出している

最後に、ゲームの開発だけでなくゲーム攻略サイトを運営している会社について。その一例がゲームウィズ【6552】で、パズドラやモンストをはじめ、ファイナルファンタジーやバイオハザードなど、家庭用やスマホを問わず多数のゲーム攻略を行っています。しかし2018年には「ヘイグ」など他の攻略サイトの記事を丸パクリしていた事件が発覚し、ネットで炎上〜非難の口コミで溢れ返りました。ゲームウィズに限らず、ゲーム攻略サイトはどこもパクリが横行していて信頼性に欠けるので、投資する際は炎上騒ぎに注意すべきです。

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