逆張り投資の優位性 【 WEB金融新聞 】

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逆張り投資の有効性

株式投資では、値上がりしている銘柄を追いかけて買う「順張り」と、暴落している銘柄を買い付ける「逆張り」の、二通りの考え方があります。投資の初心者は順張りに執着しがちですが、実は世界的に見ても、投資で成功している人たちの多くが逆張り型です。

例えば、2008年にはビルゲイツを抜いて世界一の大富豪になった米国の投資家ウォーレン・バフェットは、典型的な逆張り方の投資家です。バフェットは、本来高い価値があるのに割安で放置されている株を買い付けるスタンスを貫いています。バフェットが運営する投資会社・バークシャーハサウェイは、1965年から2007年末までで年平均21.1%もの利益を生み出しています。これはアメリカ版平均株価指数であるS&P500指数の同期間の利回り(10.3%)の2倍強にもなります!

40年以上という長期間にわたり、これだけ高いパフォーマンスを上げている投資ファンドは、他には存在しません。ウォーレンバフェットは、世界一の投資家だと多くの人達から認められている存在なのです。

バフェットのほかにも、ピーター・リンチやジム・ロジャースなど、投資の世界で大成功を収めた人達は、その大半が割安な投資対象に集中的に投資する、逆張り型の投資を行っていました。投資だけで大富豪に成り上がった人達がこぞって逆張りスタイルなのですから、それだけで逆張り投資の正しさが証明されているようなものですよね。

日本でも、個人投資家の間でカリスマ的人気を誇る、さわかみファンドの社長:澤上篤人氏も、典型的な逆張り投資家です。さわかみファンドは、株式市場が加熱しているときには静観したままですが、ひとたび暴落が起こると、静観中に溜め込んでいた現金で、割安になった銘柄を一気に買い付けるスタイルをとっています。

澤上氏は「投資なんて安く買って高く売るだけだ」が口癖です。市場の暴落は、優良銘柄を安値で購入できるチャンスだということなのです。さわかみファンドは、日経平均と大差ない位の大量の銘柄に分散投資しており、一部では「金融とIT以外のインデックスファンド」と揶揄されるくらいです。それでもTOPIXや日経平均を上回る成績を収めているのは、安値で買い付ける逆張り投資のスタンスを徹底している事が、最大の要因だと言えます。

長期投資だけでなく、短期でも逆張りは有効!

また、統計的に逆張りの有効性を強調した投資法を進めている専門家もいます。例えば斉藤正章氏もその一人です。

斉藤氏の著書「勝率80%の逆張りシステムトレード術」によると、25日移動平均線よりマイナス20%以上乖離した銘柄を機械的に買い付けるだけでも、勝率約80%、平均損益がプラス7.5%を見込めるそうです。

この投資法を過去の株価推移でシュミレーションすると、詳細なデータがある1983年から2005年まで、一度もマイナスになることはないそうです。「25日移動平均線よりマイナス20%以上」というのは、大抵が市場全体が暴落した時に該当し、そういったパニック相場では過剰に売り注文が殺到するため、必要以上に値下がりする銘柄が増えるという事なようです。

市場が落ち着いたら、売られすぎな銘柄に買い戻しが入るので、株価は回復するのです。統計的な裏付けを持つこの投資法は「斉藤式」と呼ばれ、一部で熱狂的な信者を抱える投資法です。

ウォーレンバフェットやさわかみファンドは長期投資が大前提のスタンスですが、この「斉藤式」は最大でも60日間しか保有しないルールなので、スウィングトレード(短期投資)のスタンスです。つまり、長期投資でも短期投資でも、逆張りは圧倒的優位な投資法だと言えます。

確かに暴落している銘柄を買いに行くのは、とても勇気のいる行為です。多くの人は、暴落時には怖がって買いには行かないでしょう。しかし誰も買いに行けないからこそ、逆張り投資が高い利益を上げられるのです。他人と同じ行動を取っていれば、結局市場に翻弄されるだけの”カモ”で終わってしまいます。

 

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