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ETFも経営破綻する!国内上場ETFは絶対に買ってはいけない!

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日本の株式市場には、ETF(上場投資信託)が200銘柄以上、上場しています。2010年代に東証が「偽りのやる気を見せて」ETFの上場を促進したことや、NISAの登場により、ETFの数だけがやたらと増えた格好です。

しかし当サイトでは、日本の証券市場におけるETFの乱造は、全く投資家のためになっていないと断罪します。はっきり言って、国内上場のETFは完全なるポンコツ商品で「絶対に買ってはいけない!」と断言してよいほどの、酷い存在です。

2017年後半から18年にかけて、日本のETFがポンコツ極まりない欠陥商品であることが露呈した事件が相次いでいます。

まず、2017年10月にブラックロックのiシェアーズシリーズのETFが、一気に10銘柄も上場廃止になった大事件です。出来高不足・流動性の欠如が主な原因とされますが、購入していた投資家にとっては寝耳に水です。特に新興国の小型株まで含む『1582 iシェアーズ エマージング株ETF』や、アメリカの高配当株に投資する『1589 iシェアーズ 米国高配当株ETF-JDR』については、ポートフォリオの主力に取り入れていたインデックス投資家も多く、ネットでは「ETFの大量倒産だ!」などと嘆きの口コミで溢れました。

2017年末に経営破綻(上場廃止)したETF一覧
1581 iシェアーズ 先進国株ETF-JDR(MSCIコクサイ)
1582 iシェアーズ エマージング株ETF-JDR(MSCIエマージングIMI)
1583 iシェアーズ フロンティア株ETF-JDR(MSCIフロンティア100)
1587 iシェアーズ 米国超大型株ETF-JDR(S&P100)
1588 iシェアーズ 米国小型株ETF-JDR(ラッセル 2000)
1589 iシェアーズ 米国高配当株ETF-JDR(モーニングスター配当フォーカス)
1590 iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF-JDR(ダウ・ジョーンズ米国不動産)
1361 iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF-JDR(iBoxx ドル建て LHYC)
1362 iシェアーズ 新興国債券ETF-JDR(自国通貨建)
1363 iシェアーズ 米国債ETF-JDR(米7-10年国債)

ETFが上場廃止になっても、期限までに売ればとりあえず資金は回収できますが、問題はNISA口座で投資していた人達です。iシェアーズのETFは二重課税問題があるため、多くの投資家は税金がかからないNISA口座で運用していました。しかしロールオーバーせずに売却をすれば、その分NISA口座の余力が減ってしまう訳です。「ちゃんとお金が戻ったから良いだろ」という話では済まされないのです。

またインデックス投資家は放ったらかし運用をしている人も多く、一部には「ETFの上場廃止に気付かなかった」という口コミも聞かれました。さすがにこのような重要事項を見逃すのは、いくら放ったらかし投資でも注意不足も甚だしく、本人の問題も大きいといえます。しかし、一般の上場会社と同様「ETFも経営破綻した」と言えますね。

謎の爆弾条項、やる気のないマーケットメイカー

もう一つの不祥事が、2018年2月7日にVIX指数に関するETF『2049 S&P500 VIX インバース ETN』が、米国株の急落を受けて一日で-96%という驚愕の大暴落を起こし、運営資金が尽きて破産、強制償還(上場廃止)となった事件です。同VIX インバース ETNは、前営業日まで3万円程度の値段でしたが、1100円程度まで大暴落しました。

そしてこのETF(厳密にはETF)には「早期償還条項」と呼ばれる爆弾条項が含まれていて、それが発動したことで、投資家は暴落の回復を待つことなく、完全な底値で強制決済させられる羽目に陥ったのです!


※VIX インバース ETNのチャート(出典;ヤフーファイナンス

VIX指数ETFが危険な値動きをすること位は、投資家なら知っておくべき事でしたが、このような強制償還の爆弾条項まで含まれている事を知る人は皆無でした。同ETFを保有していた投資家からは、恨み節の口コミ一辺倒となり、ネット上で大炎上騒ぎとなりました。

これらの事例から分かるように、日本に上場しているETFというのは、そのほとんどが致命的欠陥を抱えたポンコツ商品なのです。加えてTOPIXやMSCIコクサイなど、同じ指数を対象とした重複ETFが沢山あり、運営会社が違うだけで中身は同じもののオンパレードです。

問題は他にもあります。例えば、外国株や商品に連動するETFの中には「ETN(リンク債型)」という偽装ETFも大量に混じっています。ETNは現物商品を保有していないので、運営会社が破綻すれば紙くずとなり、一円も償還されないリスクすらあるとんでもない商品なのです!

また上記のiシェアーズETFのように、運営会社の都合で勝手に上場廃止にされるリスクもあります。何せ日本市場のETFは『1306 トピックス』のような極一部の例外を除き、ほとんどのETFが出来高不足、流動性が極めて低いという問題を抱えています。本来ならETFは、マーケットメイカーが流動性を補完する(売買を活発化させる)役割を担うのですが、日本ではマーケットメイカーが全く機能していません。そのため、南アフリカETF【1323】のように、上場以来ずっと元指数と10%を超える価格の乖離が続いているポンコツETFも多いです。

早い話が、ETFの運用会社が全くやる気が無いのです。そして東証も「ETFを100本異常に増やす」などと目標を掲げていましたが、海外との二重課税になる問題などを放置したままで、掛け声だけで規制緩和に動いた形跡がほとんど無く、やはり「やる気がない」と言わざるを得ません。

国内上場ETFは絶対に買ってはいけない!まとめ
・国内ETFは経営破綻(上場廃止)が非常に多い
・爆弾条項が潜んでいて、強制償還となる欠陥ETFもある
・TOPIXやMSCIコクサイなど重複するETFばかりで需要を食い合っている
・大半が流動性不足で、マーケットメイカーのやる気が皆無

確かにETFと言う商品は、投資信託と比べて利益が小さく、金融機関や証券会社が積極的に売りたがらない理由も明白です。だったら「最初からETFなど組成するな!」と言いたいです。ポンコツ商品を上場させて、投資家を混乱に陥れる事は止めて欲しいものです。とにかく現状では「日本国内のETFは絶対に買ってはいけない!」としか言いようがありません。

インデックス投資を行うなら、破綻リスクの小さい(廃止の条件がゆるい)投資信託や、アメリカ本土で上場している外国株ETFにすべきです。

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