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仮想通貨の比較(ビットコインとその他の通貨)

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近年、仮想通貨への投資が話題となっています。特にビットコインは、2016年頃から価格が急騰し、日本でも多くのビットコイン長者を生み出しました。詳しくはビットコインの将来性のページに書きましたが、仮想通貨は将来的に、クレジットカードや電子マネーのような、決済インフラとして確立される可能性は十分あります。

ではビットコイン以外の仮想通貨には、技術的にどんなメリットがあるのか?投資するならどの通貨の将来性に掛けるべきか?比較してみます。

Ethereum(イーサリアム)

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額を持つ、仮想通貨のナンバー2の存在です。特定の運営者を持たない、分散統治型通貨である点もビットコインと同様です。

現状ではナンバー2ですが、正直言って、他の新興の仮想通貨と比較して大きなメリットは無いので、将来生き残っているかは微妙だと思います。2017年の価格高騰は、ICO(新規仮想通貨発行)の媒体として使われるケースが多かった事が主な理由です。しかしICOは詐欺案件が横行したため、中国や韓国など法律で完全禁止にする国も出て来ており、逆風は明らかです。

また2016年6月にハッキング詐欺にあった事、それを期にハードフォーク(ルール変更)があり、イーサリアム・クラシックと分裂を起こしたなどと、問題が多い「前科」もあります。

Ripple(リップル)

リップルは仮想通貨で時価総額第三位に位置し、技術的にはビットコインやイーサリアムと比較して優れています。グーグルが出資している事でも、それが証明されている通貨です。

ただし運営はビットコインのような分散統治型ではなく、リップル社が全ての権限を握る中央集権型の通貨です。大抵の仮想通貨に存在する発掘作業(マイニング)をリップル社が独占しており、この点が将来的にはデメリットに繋がる可能性もあります。

ネム(NEM)

ネム(NEM)は2015年3月に生まれたかなり新しい仮想通貨で、時価総額で5〜10位あたりという中堅の存在です。ビットコインがマイニング(発掘)という特定の人しか通貨発行の恩恵が無いのに対し、ネムではハーベストと言って長期間保有しているだけで報酬が入る仕組みがあるのが特長。ネムを利用し続ける人ほど有利になるので、一部で熱狂的に人気が高まったという経緯があります。

※ネムのハーベストは、PCをネットに繋いで、アイドル時間にリソースを提供するという仕組みです。世界中のネムでの取引には膨大な計算が必要なので、そのリソースをユーザーに分割処理してもらう「分散コンピューティング」の一種です。

IOTA(アイオタ)

IOTA(アイオタ)は、モノとインターネットを繋ぐという用語「IOT」を語源にした新興の仮想通貨です。ビットコインなど大半の仮想通貨がブロックチェーン(全取引を記録しておく)であるのと比較して、アイオタは「Tangle」という少し違った方式を使う事で、リソースの消費が少ない仕組みを構築している強みがあります。

このため、元から低かった仮想通貨の送金コストを、完全にゼロに出来たというメリットを持っています。マイクロトランザクション(日々の小さな決済)を行うのに適していることが、多くのモノがインターネットに繋がるIOT時代にマッチしています。

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)

Bitcoin Cashは、2017年8月にビットコインから分離独立して誕生した仮想通貨。ビットコインの技術的問題を解決するための提案に反対した、中国のマイニング業者が立ち上げました。2017年10月現在でも、時価総額はリップルに次ぎ第4位の規模を持っています。

但しユーザーの大半が旧来のビットコインを支持し、またBitcoin Cashの売買を扱わない取引所も多いことなど、問題が多いです。そして肝心の中国で仮想通貨に対する規制が強まっており、将来性にはかなり疑問が持たれています。

有象無象の新参コインに未来は無い!?

上記はビットコインと比較しても、ある程度恥ずかしくない「それなりに有名な」仮想通貨です。実は世界中で仮想通貨は数百以上も存在しています。また今後は、ICO(仮想通貨の新規公開)によって資金調達する企業も増えてくると考えられ、有象無象の仮想通貨が乱立することが予想されています。後発の仮想通貨は、他を参考に優れた仕組みを取れるので、ビットコインよりも技術的メリットは多いはずです。

しかし、決済システムとして世の中に普及・浸透する可能性がある仮想通貨は、多くとも2つか3つまでであり、中には「ビットコイン以外は全て消滅する」と予測するアナリストも居る位です。現在は圧倒的なビットコインとて、所詮は「比較優位」にあるというだけで、必ず生き残るという保障はありません。仮想通貨への投資は、とてつもなくハイリスクハイリターンの世界で、ある日突然ゼロになるリスクもあるのだと認識しておくべきです。

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