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メルカリのIPO(新規上場)〜予想株価や株主優待

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このページではメルカリが2017年にIPO(株式上場)する事について、株価や株主優待の予測などについてまとめてみました。

メルカリは、ユーザー間で気軽に商品を売買出来る、スマホのフリーマーケットアプリです。メルカリという名称は、ラテン語のmercari(市場)が由来で、創業者の山田進太郎氏はかつて楽天オークションの立上げなどにも関わった経歴の持ち主です。

サービス開始は2013年7月で、初期は女性を中心に口コミでユーザーを増やしていましたが、テレビCMの放映で一気にユーザー数を増やし、2016年末時点で国内4000万ダウンロードを突破しました。2016年6月期(2015年7月〜2016年6月)の売上高は122億5600万円、営業利益は32億8600万円を記録しています。

このような好調な業績もあって、メルカリのIPO時の時価総額は1000億円を超えるとの予測もあります。そのためメルカリの上場市場は、いきなり東証一部ではないか?という楽観シナリオな口コミも増えています。

2016年にはLINEがいきなり東証一部に上場したように、近年は創業後間もないIT企業でも、マザーズではなくいきなり東証一部に認可される可能性も出ています。東証一部に入ると、TOPIX(東証株価指数)に連動する投資信託やETFが強制的に買い付けせざるを得なくなるので、株価の底支えが手厚くなります。従ってどの市場に上場するのかは、株価の予測には極めて重要なので、注意すべきポイントです。

個人がインターネットで商品を売買する仕組みは、ヤフージャパンのヤフオクが第一人者で、メルカリの最大のライバルとなります。しかしメルカリは、ヤフオクとは違った仕組みで人気を博しています。


出典;メルカリ公式サイト

メルカリはヤフオクのようなオークション形式ではなく、指定した価格での即決取り引きとなります。ゆえに、売る側・買う側の両方が料金を明確に出来るのがメリットです。

そしてメルカリは、とにかく簡単に出品できる所がメリットです。スマホアプリで、出品ボタンを押す→商品の写真を取る→商品の説明文や金額を記入、の3ステップで完了するので、手間が掛かりません。また、アプリに写真の加工機能も備わっているので、画像を明るくしたり、余計な部分をカットするといった工夫も可能です。このようなユーザビリティに優れた仕組みを構築したことが、短期間でヤフオクからユーザーを奪うまでに成長した理由の一つです。

なおメルカリでは出品料は無料ですが、商品が売れた場合に10%の手数料が必要です。一方のヤフオクでは、出品費(プレミアム会員費)が月額498円、落札された場合の手数料が価格の8.64%かかります。メルカリの方が売買成立時の手数料が少し高いですが、月額費用がかからない点が、ユーザーに支持される要因でしょう。

株主優待はIPO時には設置されない?

そして、メルカリ最大の特徴はエスクローサービスです。これは、出品者と購入者をメルカリが仲介する事で、料金の支払いや発送で互いに個人情報を教えなくても良いという制度です。当然ながら、メルカリや配送業者(ヤマト運輸)には自身の住所や氏名を明かす事になりますが、見ず知らずの相手に個人情報を知らせずに済むメリットは大きいです。こうしたきめ細かなサービス・安心感も、メルカリが急成長を遂げた理由の一つです。

メルカリで取り引きされている商品は、レディースが約26%、ベビー・キッズが約13%、コスメが約9%と、女性ユーザーが中心というイメージが強いです。しかし会社によると、最近は男性ユーザーも増加傾向にあるようです。以前は女性比率が70%程度だったのですが、2016年時点では男性45%:女性55%と大きな差はなくなっています。

ちなみに、これまでメルカリで取り引きされた高額商品には、トヨタのプリウス(75万円)や、酸素カプセル(90万円)など、ユニークな物もあります。オークション形式ではなく売り手の言い値で販売できる安心感は、高額商品を売る際には大きなメリットになるので、今後の成長性を支えるポイントになるでしょう。

個人投資家からは、株主優待の新設に期待する口コミが多いです。しかしメルカリは、個人間売買の「場所」を提供するサービスに過ぎず、自社商品を作っている企業ではないので、メルカリはIPO時に株主優待が設置されない可能性も十分あります。

自社製品として考えられるのは、メルカリの売買手数料を割引する・・・位しかないでしょうが、自社サービスの割引優待は一般的に不人気なので、株価の上昇材料としては弱いです。そうなってくると、クオカードなど自社と関係ない優待品になりますが、その場合は業績が悪化すれば即、優待が廃止されやすい(株価が暴落しやすい)と言うデメリットがあることに注意が必要です(⇒廃止されやすい株主優待の特徴)。

またメルカリは、法律の目をかいくぐった出品や詐欺なども横行し「フリマアプリ界の西成」とも揶揄されるカオスなサービスです。2017年4月には、クレジットカード決済のタイムラグを突いて「一万円札を1万2千円で出品」などと、クレカの現金化ビジネスに流用された事が口コミで広がり、テレビのワイドショーにも取り上げられるなど物議を醸しました。

メルカリ自身も、あまりの出品数の多さからか(それとも売上重視で黙認?)チェックが行き届いておらず、今後もトラブルは相次ぐことでしょう。購入を検討している人は、様々な不祥事リスクの可能性を覚悟したうえで、投資判断すべきです。

メルカリのIPO(新規上場)〜予想株価まとめ
・メルカリはスマホのフリマアプリで、女性を中心に人気
・2016年6月期の売上高は約122億円、営業利益は約32億円
・自社製品を持たない企業なので、株主優待が設けられるかは未知数
・カオスな出品の数々から「フリマアプリ界の西成」と揶揄される

なおメルカリに限りませんが、IPO(新規上場)の場合は、創業者一族やベンチャーキャピタルなどのロックアップ期間に注意が必要です。近年のIPOでは「上場ゴール」と揶揄される、創業者たちのキャッシュアウト(売り抜け)だけが目的の上場も多く、ロックアップ期間が無い場合にはいきなり株価が暴落するリスクがあるからです。

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