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連続ストップ高の記録は?過去のストップ高に関するデータ

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日本の株式市場には「値幅制限」というものがあり、株価が1日で上昇しすぎると『ストップ高』となり売買不成立状態になります。ある企業の株価が短期間に暴騰しすぎると「そろそろ落ちるだろ」と空売りしたくなりますが、何日も連続してストップ高が続き、逆に大損する事もあるので注意が必要です。

では目安として、ストップ高は何日くらいの連続までありえるのでしょうか?日本の株式市場で、連続ストップ高の過去最高記録は、2009年2月にフィスコ【3807】が記録した「18日連続」です(正確には「18営業日連続」)。

・フィスコ【3807】の18営業日連続ストップ高が過去最高記録!

これは、当時の大株主(チョウ・ヒジュン氏)が株を買い増した事が大量保有報告書で分かり、これを材料として仕手株化したことが原因でした。当時のフィスコは時価総額40億円程度だった事に加えて、浮動株も少なく日々の出来高も極小・・・とストップ高が起きやすい条件(後述)が揃っていたのです。

歴代の連続ストップ高記録、第2位はバリュークリックジャパン【4759・既に上場廃止】が2004年12月に付けた「17日連続」です。この会社は、当時一世を風靡したライブドアの関連会社で、ホリエモンの錬金術=株式分割(1:100)による株価高騰が原因でした。但し本質的に会社の価値が上昇した訳では無いので、その後はストップ安が連発しています。

・バリュークリックジャパンの17営業日連続が第2位!

また2018年の連続ストップ高は、大村紙業【3953】エクストリーム【6033】の2社が記録した、8営業日連続でした。この程度の連続ストップ高は、十分あり得る水準だという事です。

ということで、フィスコだけが飛び抜けている訳では無く、1週間(5営業日)以上連続でストップ高が続くことなど、過去の株式市場のデータからは珍しくないのです。急騰した銘柄は、急落もしやすいですが、安易に空売りを仕掛けると、踏み上げ地獄にあうリスクも大きく危険です(⇒空売りの注意点)。

2019年秋に、ゲーム関連企業のコロプラ【3668】が、ドラクエウォークの予想外?の大ヒットで株価が暴騰、連日のストップ高に沸いています。コロプラは「売禁」になりましたが、仮になっていなくとも、空売りしていれば大半の人が大損していますので、やはりストップ高に空売りで立ち向かうのは、危険な行為だと言えます。

※株価が乱高下すると、大抵が売禁(空売りが規制される)になる。2019年のコロプラもすぐに売禁になったため、踏み上げ地獄発生で焼かれる投資家はさほど増えなかった。

ストップ高になりやすい株の特徴や条件

株式市場には値幅制限というものがあり、1日でこれ以上に上昇(下落)することはありません。ストップ高は、需給の歪み〜株を売りたい人より買いたい人が圧倒的に多い状態になると、値幅制限を超えてしまうために起こる訳です。

株価水準 1日の値幅 最大変動率
1円以上 100円未満 ±30円 〜 30.3%
100円以上 200円未満 ±50円 50.0% 〜 25.1%
200円以上 500円未満 ±80円 40.0% 〜 16.0%
500円以上 700円未満 ±100円 20.0% 〜 14.3%
700円以上 1,000円未満 ±150円 21.4% 〜 15.0%
1,000円以上 1,500円未満 ±300円 30.0% 〜 20.0%
1,500円以上 2,000円未満 ±400円 26.7% 〜 20.0%
2,000円以上 3,000円未満 ±500円 25.0% 〜 16.7%
3,000円以上 5,000円未満 ±700円 23.3% 〜 14.0%
5,000円以上 7,000円未満 ±1,000円 20.0% 〜 14.3%
7,000円以上 10,000円未満 ±1,500円 21.4% 〜 15.0%
10,000円以上 15,000円未満 ±3,000円 30.0% 〜 20.0%

そのため、条件的にストップ高になりやすい銘柄、なりにくい銘柄というのも存在します。まず小型株〜時価総額が小さく、かつ浮動株が少ない銘柄ほどなりやすいです。逆に、トヨタやソニーやソフトバンクのような、時価総額が1兆円を超える、誰もが名前を知る大企業はストップ高になりにくいのです。連続ストップ高記録を作ったフィスコ【3807】も、時価総額がたった40億円程度という超小型株でした。

・小型株(時価総額が小さい)ほどストップ高になりやすい!

また、個人投資家が熱狂しやすい業種であるほど、人気が殺到してストップ高が起きやすいです。IT関連株やバイオ株やゲーム株などが、それに該当します。業績の変動が激しく、一般人には細かな内容が理解しにくい、そして機関投資家があまり売買しない・・・などの特徴があります。このため、好材料が出ると個人投資家がイナゴのように群がり、株価が急騰してストップ高になりやすいのです。

その典型が、再生医療を手がけるサンバイオ【4592】で、治験・臨床試験の結など、材料が出る度に株価が暴騰・暴落を繰り返しています。バイオ株を狼狽しているほとんどが、医療の知識がない個人投資家で、上がるかどうかは半丁博打と化しています。

・IT株、ゲーム株、バイオ株はストップ高が起きやすい!

一方で、東証二部のオールド産業で、普段は地味で注目度が低い銘柄でも、いきなり急騰してストップ高が連続するケースもあります。しかしこの場合は、大抵が一部の集団が株価操作した「仕手株」なので、すぐに大暴落=反転ストップ安になるリスクが大きいです。Twitterで買い煽られている銘柄は、仕手筋の自作自演である可能性が高いので、手を出さない方が賢明です。

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