株価はどのように決まる 【 WEB金融新聞 】

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株価はどのように決まるのか〜板の見方

このページでは「株価」は実際にどのような仕組みで決まるのかを解説します。

株価は基本的にオークション方式(セリ形式)で行われ、ある企業の株を買いたいという人達が多いと株価は上昇し、逆に買いたいという人が少ない(売りたい人の方が多い)場合、株価は下落します。また注文状況では、指値注文よりも成行注文が優先される、注文が早かった人ほど優先される、といったルールもあります。

具体的に見ていきます。証券会社に口座を開くと、各企業の株にどれだけ買い注文や売り注文が集まっているのかが分かる「板」と呼ばれる表が見れます。例えば現在値が1000円のA社株と、その板を例に見ます(右表)。現在A社株には990円で買いたい人が200株分、980円で買いたい人が500株分の注文が入っています。
 

逆に売りたい人は1000円に2000株分の注文が入っています。つまり現在の株価近辺では、売りたい人の株数の方が多く、買いたい人は少ない状況です。この場合は、A社株の値段は下がっていくことになります。株価は売り手と買い手が一致しないと売買は成立しない為、1000円以上にいる売りたい人達は、売却値を妥協して900円台にまで下げなければ、株を売ることが出来ないからです。

このように買い手が少ない状況では、成行注文分は990・980・970と売買成立するまでどんどん約定価格が下がっていきます。それに併せて、指値していたがどうしても売却したいという人達が、成行注文に切り替えたり、指値をより低い値段で注文し直したりする動きが出ます。こうしてA社株の板の場合、980〜70円近辺で約定するケースが増えることになります。これが、株価が決まる基本的な仕組みです。

 

仕手筋の「見せ玉」リスクにも注意すべし!

但し、板の状況を一見しただけでは、必ずしも約定価格が予想できるとは限りません。常に新しい注文が入ったり、逆に注文が取り消されたりして、板の状況は刻々と変化していくからです。

また低位株(株価が100円未満の株)や新興市場株では、仕手筋と呼ばれる人達が株価を操作して儲けを出そうとして、わざと注文を取り消す「見せ玉(みせぎょく)」という行為も少なからず行われています。見せ玉を見抜くのは非常に難しく、デイトレードなど超短期売買で利益を出すのが難しい一因となっています。

ですから初心者の人は、リスクの高い低位株やマザーズ・ヘラクレスなど新興市場株は避けて、まずは東証一部など有名な企業で売買経験を積む方が無難です。同時に、有り金全てを一つの銘柄に集中させるのは、見せ玉の被害に合うリスクがあるので、幾つかの銘柄に分散投資する事や、資金には常に余裕を持たせておくことが重要です。

 

日本でもオークション方式以外に、米ナスダックなどで採用されている「マーケットメイク方式」をジャスダックが取っていたこともありました。しかし問題が多く不評だった為、2008年3月でマーケットメイクは廃止されてオークション方式になっています。

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