決算発表と株価 【 WEB金融新聞 】

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好決算なのに株価が下がる理由

一般の人は、株価は「好材料」が発表されると上昇し、逆に「悪材料」が公表されると暴落すると思いがちです。しかし決算発表で黒字〜しかも大きな利益が出たにも関わらず、株価は逆に暴落する事もあります。なぜ好株価で株価が下がるのでしょう?その理由を解説します。

簡単に言うと、好決算になるのが当たり前と多くの投資家が思っていた場合、実際の決算が黒字でも「想定の範囲内」だと誰もが思うので、買い注文は増えないという事が理由です。俗に言う「材料出尽くし」と言われる状態で、逆に利益確定の売り注文が大きく増えて、株価が下がることがあるのです。

リーマンショック前の任天堂などがその典型例です。DSやWiiの売上が世界的に好調で、ライバルであるソニーを寄せ付けない状況だったので、四半期決算毎に大きな黒字が発表されていたにも関わらず、決算発表の直後は毎回株価が暴落していました。大半の投資家が「好決算が出ても当たり前だ」と思っていたので、何のサプライズも無く、完全に材料出尽くしだったのです。

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逆に、決算は赤字でも株価が上がることもあります。上記とは逆に「悪材料出尽くし」と投資家が思えば、あるいは赤字が投資家の想定より少なければ、むしろポジティブサプライズとして株価が上昇するのです。原発事故の処理が進まないのに東電の株価が上昇した理由も、悪材料が出ることは全て投資家が織り込み済みだったからです。

つまり投資家の期待値が元々高い銘柄は、少々の好決算を発表しても株価は上がらず、東電のような仮死状態の企業は、赤字決算でも株価が上がることがあるのです。

 

投資家の決算予想との乖離(サプライズ)が株価を動かす

つまり株価とは、投資家がどこまで決算の内容を織り込み済みなのかによって動くのであり、決算自体が黒字なのか赤字なのかは、ほとんど意味はないのです。決算が投資家の予想の平均値(市場コンセンサス)を下回っていれば概ね株価は下がり、上回っていれば株価は上がる確率が高いです。

2013年のガンホー株の暴騰も、単に好決算が続いたことが理由ではなく、多くの投資家が同年の後半頃には「さすがに増益率もそろそろ頭打ちするだろう」と思っていたのを裏切り、更に大きく増益した決算を発表し続けたポジティブサプライズの連続こそが、1年で株価を100倍以上に押し上げた最大の理由です。

決算予想(市場コンセンサス)は、機関投資家の予想平均はヤフーファイナンス提携のサービス「 IFIS株予報」などで見れます。個人投資家のコンセンサスは株のSNSサイト「みんなの株式」が分かりやすいでしょう。基本的には機関投資家の市場コンセンサスを重視すべきですが、新興市場や小型株など個人投資家の比率が高い銘柄の場合は、みんなの株式の予想平均も十分あてになるでしょう。

 

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