| 日経225mini | 【 WEB金融新聞 】 | 平成18年 8月 発行 |
初心者の”ミニ日経225先物”入門講座ミニ日経225先物(日経225mini)とは、日経平均株価を対象とした株価指数先物取引「日経平均先物(日経225先物)」の売買単位を10分の1にした商品です。簡単に言えば、日経平均株価に連動して値動きする商品です。2006年7月より、大阪証券取引所にて取り扱っています。 日経平均先物は、1枚(最小取引単位)でも日経平均の1000倍のレバレッジを掛けて取引をすることになっています。つまり、日経平均が15000円の時に1枚だけ持っていたとしても、実際には1500万円を扱っている事になり、株価が「15000円⇒14900円」へと100円下がるだけで、10万円の損失が出てしまいます。個人投資家が売買するには、余りにもハイリスク・ハイリターンな商品です。 そこで一般投資家でも気軽に売買できるように、1枚が日経平均の100倍のレバレッジに規模を縮小した、ミニ日経225先物が生まれたのです。これだと、実際の株価が100円下がっても、損失は1万円で済みます。 ミニ日経225先物の使いどころは、ロング(買い)よりも、ショート(空売り)として重宝します(⇒空売りとは)。悪地合い(下げ相場)時にも、ミニ日経225先物を空売りしておいて、相場が回復してから買い戻せば利益を上げられます。特に近年は、日本株はアメリカ株(ニューヨーク市場=ダウ平均)の影響をモロに受ける傾向にあり、ダウが暴落すれば、翌営業日の日本市場もまず間違いなく暴落しています。 個別銘柄の値動きは必ずしもニューヨーク・ダウの影響を受けるとは限りませんが、日本市場全体でみれば、ほぼ確実にダウと同じ値動きをすることになります。つまり、日本で株式市場が開く前にアメリカのダウ平均の動向を見て、ダウが大きく下げていれば、ミニ日経225先物を空売りすればよいのです。 カレンダーやマクロ経済的視点から利益を出せるまた、カレンダーと世間の動向を重ね合わせて、ミニ日経225先物の空売りで利益を出す方法も考えられます。 典型的なのが、今年の7月13日です。17日が祝日(海の日)なので、15(土)〜17(月)まで証券市場が三連休となっていました。連休前というのは、連休中にテロなどの大事件や大事故・天災などが起こって持ち株が暴落しては困るので、機関投資家などの大口筋は手仕舞いする(持ち株比率を減らして現金化しておく)のが通例です。しかも7月11にはインドで大規模なテロが起こっていたり、前週の5日には北朝鮮がミサイル発射に踏み切っていたりなど、地政学的に極めて不安定な情勢でした。 これだけの不安要素があると、機関投資家は連休前に手仕舞いすることが確実ですから、14日(金)の日経平均は、超高確率で値下がりすることが容易に予想できます。実際の株価は、13日=15097円、14日=14845円と、250円を超える大幅安になりました。 個別の銘柄の値動きまでは読みきれなくとも、カレンダーや地政学的要因から、相場全体として値上がりか・値下がりか?は予測が付き易いです。ネット証券各社では、概ね10万円弱の証拠金を入金することで「ミニ日経225先物」を1枚買えます。1枚で日経平均の100倍の取引なので、例えば前出の7月13日に1枚を空売りして、翌14日に買い戻せば約25000円の利益が上がる計算です。 勿論、ショート(空売り)ではなくロング(通常売買)でも稼げます。日本は全体的に見れば景気は回復してきてますし、株式上場しているような大企業は概ね業績好調ですから、数ヶ月以上の長期展望に立てば、株価は再び17000円台以上に上昇する可能性は高いでしょう。 日米の雇用統計や設備投資統計などのマクロ経済指標の発表に、日経平均は敏感に反応しますが、個別銘柄ではそうはいきません。それに個別企業の場合、会社の不祥事や業績の下方修正などが急に発表され、それにつられて株価は暴落します。 こうして考えると、個別の銘柄を売買するより、比較的値動きの読みやすい日経平均を対象とする「ミニ日経225先物」の方が、個人投資家には向いているかもしれません。 ミニ日経225先物は、下記の証券会社で売買できます。まずは証券会社に口座を開設して、その後「オプション口座」などと呼ばれる先物用取引口座の開設をすることで、売買できるようになります。 ■売買できる主な証券会社 詳細なルール等は大阪証券取引所の公式ページで確認を。 |
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