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ジャンク債投資の利回りとリスク

債券の中には「ジャンク債」と呼ばれる物もあります。ジャンク債とは、別名「投資不適格債」とも呼ばれ、発行体が破綻する〜つまり元本が返って来ないリスクのある、文字通りゴミに近い債券のことです。但し、リスクが高い分、利息も高いというメリットがあります。

どこまでをジャンク債にするのかという定義(※注)によりますが、日本国内ではジャンク債マーケットは基本的に存在しないので、必然的にアメリカ市場のものに投資することになります。我々のような一般投資家は、多数のジャンク債を集めてパッケージ化した「ハイイールド債ファンド」として購入することになります。

■期待利回り;5〜7%程度
■手軽さ;投信が多数あり
■流動性;投信として売買
■リスク;通常の債券より高い
■最低投資額;投信で約1万円〜
■コスト;やや高め
■税金;20%の申告分離課税

ハイイールド債ファンドの中身は、投資するにはリスクの高い(格付け会社でBBB未満など)とされる会社の社債が中心ですが、数十〜数百種類のジャンク債券に分散投資しているので、個々の企業が破綻しただけでは、それほど大きな影響は受けません。但し、中にはサブプライム債券のような、個人向けローンを証券化したような商品が混ざっている場合もあります(後述)。

そもそも債券は株式よりも弁済順位が上なので、会社が破綻した際には、債権者にはある程度の資産が分配される可能性があります。ゆえにジャンク債の価値がゼロにまで落ちない可能性がある(幾らか見返りがある)ので、価格変動は株式に比べれば小さいです。株式の場合、会社が経営破綻すれば株価がゼロになる上、弁済順位も最後なのでほぼ何の分配も受けられません。

 

ハイイールド債投資のコスト比較と注意点

日本では、アメリカのハイイールド債を対象とした投資信託は、多数存在します。また米国上場のETF(上場投資信託)にも「iシェアーズ・ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ファンド (HYG)」というものも存在します。このETFに投資するには、為替手数料が掛かるので短期的には高コストです。しかし信託報酬は0.5%で、国内のハイイールド債投信(信託報酬1.5〜1.8%)よりも安いので、中〜長期的には米国ETFの方が圧倒的にコストが安くなります。

しかし、本来債券とは株式よりもローリスク&ローリターンであり、値動きが株式と逆相関であることがメリットの金融商品です。ところがジャンク債ファンドは、利回りは高いがその分ハイリスクという商品です。値動きの相関も、株式にかなり近くなります。

個々のジャンク債が破綻するだけなら影響は小さいですが、マーケット全体がクラッシュするリスクに対しては無力です。2007年のサブプライム問題で明るみに出たように、大半のハイイールド債にサブプライム債券が組み込まれていたせいで、全てのジャンク債ファンドの価格が暴落しました。

このような商品を本当に買う必要があるのか?高い利回りを望むなら株式ファンドで良いのでは?という、根本的な疑問も拭えないでしょう。

※注:S&Pの基準で言えば、格付けがBBであるソフトバンク社債もジャンク債に相当します。しかし格付け会社の評価はかなり恣意的で、例えばソフトバンクが投資不適格で、サブプライム債券がAAAが付いていたのは明らかにおかしい話です。

 

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