金融商品比較 【 WEB金融新聞 】

WEB金融新聞〜HOME > お金を貯める・増やす > マイクロファイナンス

マイクロファイナンス投資の利回りとリスク

近年、新たな金融商品として「マイクロファイナンスファンド」の注目が集まっています。マイクロファイナンスとは、主に途上国の貧困層を支援する為に設けられた、個人向けローンのことです。バングラディシュのグラミン銀行で有名になりました。

マイクロファイナンスの運営機関(MFI)は、貧困層へ融資する為には、元手となる資金が必要です。そこで1つの方法として、世界中の投資家から「投資信託」のような形で資金を集め、貸し付けた利息を分配金の原資とする方法が取られています。以下のグラフは、大和証券が販売した日本初のマイクロファイナンスファンド「大和マイクロファイナンス・ファンド」をベースにしています。

■期待利回り;8%?
■手軽さ;大和証券でのみ販売
■流動性;投信と同様
■リスク;国やMFIを分散している
■最低投資額;1000円程度〜
■コスト;一般的な投信より高め
■税金;投信と同様

大和マイクロファイナンス・ファンドでは、世界の約300ものMFIへ出資しているということで、地域リスクが分散されています。また意外なことに、マイクロファイナンスは貧困層へ無担保融資であるにも関わらず、連帯責任制など返済に工夫がなされている為、実は貸倒率が低いのです。大和の同ファンドでも、貸倒率は1.28%と報告されており、一般の住宅ローンなどよりもずっと低いです。

一方で、同ファンドの貸付利息等から推計された期待利回りは、年率8.1%と優秀な数値です。信託報酬が年1.98%と高いですが、上記のようにリスクは分散されていて低いので、投資対象としては悪くない存在です。但し、貸付は全て外貨建てなので、円高による為替差損リスクは注意が必要でしょう。

 

寄付ではなく融資(出資)が優先される理由

貧困層への貸付で利益を求める事に対し、道徳的に賛同できない人もいるでしょう。つまり、見返りを求める「融資」ではなく「寄付」にすべきでは?という意見です。

しかし実は、寄付よりも貸付の方が、貧困層の自立に有効だというデータが、世界中で数多く挙がっています。単なる寄付では貧困層に甘えが生じ、まじめに仕事に生かさずに、浪費されるだけで終わる確率が高いようなのです。

またマイクロファイナンスを実施するMFIの運営も、寄付やボランティアなどの善意だけでは到底回りません。マイクロファイナンスでは、貸付するのも回収するのも、人員を割いて手作業で行わざるを得ません。なぜなら、途上国の貧困層が済む地域は、金融機関の支店やATMなどが存在しないからです。

しかも交通網だって整備されていないので、融資活動に非常に手間や時間が掛かる=コストが膨らむ性質があるのです。ボランティア活動では資金的に継続できないので、しっかり利息を取って、ビジネスとして運営せざるを得ないのです。

そしてもう一つの理由として、寄付では集められる資金に限度があるという問題もあります。人々の善意だけに頼っていれば、世界中で30億人とも40億人ともいわれる貧困層に対して、十分な援助を行えません。ですから世界のMFIでは、銀行からの融資や一般投資家からの出資をメインに、運営されるケースが主流となっています。

 

金融商品一覧
日本株 投資信託 ETF
個人向け国債 新窓販国債 個人向け社債
ジャンク債 劣後債 外国債券
外国債券ファンド 外貨預金 FX(外貨預金として)
CFD 金地金 金ETF
不動産投資 REIT ヘッジファンド
デパート積立預金 ソーシャルレンディング マイクロファイナンス投資

    サイトメニュー
お金を稼ぐ
お金を貯める・増やす
 
 
 
お金を節約する
お金を借りる
保険の基礎知識
自動車とお金
お金の雑学(トリビア)
お金のコラム&用語集
趣旨&免責事項
   
HOMEへ戻る



WEB金融新聞 (C) 2013.BOM. All rights reserved.