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世界の巨額M&A(企業買収)ベスト10

M&Aとは、日本語では企業買収と訳され、ある企業が別の企業を吸収合併することや、複数の企業が合併して新しい企業が誕生することを指します。

上場企業の場合、吸収合併型のM&Aなら買収先の企業の株式を過半数以上取得することで、2社の統合(提携)の場合はお互いの株式交換することや新たに持ち株会社を設立してその傘下に入ることなどで成立します。

買収の資金が足りない場合には、増資で賄われることが多いです。増資が株価へ与える影響で書いたように、通常は増資は株主にとってマイナス要因ですが、買収資金としての増資は、将来的に増益する可能性が高いので、株価が上昇するケースもあります。

以下、世界の巨額M&Aベスト10と、有名な企業買収劇を紹介します(参考資料:AERA Business No.14)。

  買収元企業(国名) 被買収企業(国名) 買収金額

2010年春現在、史上最大の買収金額なのは英ボーダフォン社がドイツのマンネスマンという企業を買収した時の2028億ドル(米ドル換算)です。世界でも最大級の携帯電話会社であるボーダフォンとはいえ、約20兆円という金額は驚愕ですね。そのボーダフォンの日本部門をソフトバンクが買収した時、1.75兆円という買収金額が余りに巨大すぎると論議を呼びましたが、ボーダフォン自身はその10倍以上の買収を行っているのですから、世界はスケールが違いますね。

あと何度もファイザーの名前が挙がっていますね。世界の製薬業界では、新薬の開発コストが年々膨大に膨らんでおり、規模の原理がないと勝ち残れないと言われています。現在ファイザーが、売上高で世界最大の製薬メーカーに君臨しているのは、買収によって規模の拡大(=コスト削減)を図っていることが最大の要因です。

さらに近年の傾向としては、ロイヤルダッチ・シェルやアルセロール・ミタルやリオ・ティントのように、石油や鉄鋼など資源関連企業の大型M&Aが多いことです。世界中で資源獲得競争が激化していることの現れであり、今後は資源ナショナリズムを国家戦略的に行っている中国やロシアの企業も、巨大M&Aに名を連ねてくる可能性があるでしょう。

その一方で、日本企業はこのような世界的買収合戦には出遅れ気味です。2008年の金融危機以降に急激な円高が進んでおり、海外企業の買収が容易になっているにも関わらず・・・勿体ない話です。日本企業は国内市場の拡大が見込めない以上、もっと積極的に海外企業の買収や提携を進め、グローバルな市場で利益を上げる体質に変化することが必須なのですから。

 

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